今度の「石橋貴明のスポーツ伝説…光と影」で取り上げられるのは竹下佳江。
日本女子バレーボール史上唯一の汚点と呼ばれる、シドニー五輪最終予選の敗退でその戦犯として、痛烈なバッシングを受けた、身長159cmのセッターだ。
番組では「人を殺めてしまった、犯罪者のような気持ちになました。」と告白した彼女だが、いったいどのような出来事だったのか調べてみることにした。
竹下佳江プロフィール
生年月日:1978年3月18日
出身:福岡県北九州市
経歴:
1995年 世界ユース選手権に出場し優勝
1996年 NECレッドロケッツ入団
1997年 全日本代表初選出
2002年 NEC退社
同年8月、当時、V1リーグ(現・チャレンジリーグ) のJTマーヴェラスで復帰。
2003年 ワールドカップで最優秀敢闘賞受賞
2004年 アテネオリンピック出場(5位入賞)
2006年 世界選手権MVP
2008年 北京オリンピック出場
2012年 ロンドンオリンピックの代表メンバーに選出
2012年 プロ野球選手の江草仁貴と結婚
2013年 引退
2015年 第1子となる男児を出産。
竹下佳江を襲ったバッシングとは
竹下佳江を一躍有名にしたのはシドニーオリンピックの最終予選。
当時セッターをしていた板橋選手の代わりにコートに立ったのが竹下。
ピンチセッターの役割をまかせられた竹下だったが、竹下選手のミスが相次ぎ、日本は敗北してしまった。
当然戦犯探しが始まる。
マスコミはセッター竹下佳江を責め、
「なぜ身長の低いセッターを起用するのだ」
「大型化する世界のバレーに対抗するためには、セッターも大柄でなければ、ブロックで対抗できない」
とそれが敗戦の主要な原因であるかのように、述べ立てる報道がつづいた。
竹下は、当時を振り返り、
「人を殺めてしまった、犯罪者のような気持ちになました。」
とコメントしている。
その後竹下は騒動を受け、バレーボールを引退。
だが、その後下部組織リーグで復帰を果たす。
JTマーヴェラスで復帰した竹下はチームを一年でVリーグ昇格に導いた。その後チームは常勝チームに変貌。
ロンドンオリンピックが終わるまで、最前線の選手として活躍した。
まとめ
身長159cmでのバレー選手は、世界でも稀だという。
彼女の努力は相当なものだったであろう。
その小さな体でそのバッシングをどう跳ね返したのか。
番組を楽しみにしたい。